こんにちは、理学療法士の長尾です。
梅雨時期の合間に夏日のような晴天もあり、今年の夏を早くも待ち遠しく思っております。
さて、本日は「教えて!シリーズ」の第2弾として「自費リハビリの効果」について説明させていただければと思います。
リハビリの効果とは?
Q:早速、皆様に質問です!リハビリの「効果」と聞くと、どのようなことを想像されますか?
A:麻痺した手足が動きやすくなった!、足や手の痛みがなくなった! など
これらのように「身体の機能が向上する」ことを想像される方が多いかと思います。
勿論、これも正解ではありますが、本質的には正解の一部ということになります。
大切なのは、
- 身体が動きやすくなったことにより、◯◯ができるようになった!
- 身体の痛みがなくなったので、〇〇をやろうと思えるきっかけになった!
といった「身体や心境が変化したことによって、行動に変化がみられたか」という点です。
「現在よりも身体や心が変化することで、その先にある未来を築いていくことができる」
その支援を成功させることがリハビリの効果だと思います。
目標設定の重要性
その支援を可能な限り成功に近づけるためには、「目標設定」が重要となります。
リハビリ効果の良し悪しを決める指標を立てる上で最重要項目と言えるでしょう。
富士山に歩いて登頂したいにも関わらず、自転車に乗る練習をしている
上記は極端な例ですが、目指すべき方向性とそれに向けた取り組みがかけ離れているとリハビリの効果は期待しにくいケースが多いと思います。
簡単な目標設定のポイントとしては、以下の図の通りです。
目標設定に関する詳細な内容に関しては、改めて当Blog内にて更新予定ですので、ご期待くださいませ!
保険内リハビリと保険外リハビリの効果の違い
ここまではリハビリ全てに共通する内容でしたが、自費リハビリ特有のリハビリ効果とは一体どのようなものでしょうか。
大きな違いは、リハビリ提供時間の長さにあります。
保険内リハビリでは、20分単位で最大でも60分までが連続して受けることのできる現実的な範囲ですが、自費リハビリでは90分以上で提供している施設が多く存在します。
提供時間が延長することによって、
- オリエンテーションなどコミュニケーション時間が増え、目標共有も行いやすい
- 反復練習など練習回数を確保する上でも技術向上に有利となりやすい
といったメリットがあり、特に脳梗塞を発症された方には重要な要素になるかと思います。
弊社では、1回120分間でリハビリ提供をしております。
具体的な効果は人によって異なりますが、1例として事例紹介ページをご紹介します。
この方は、もともと料理人をされており、「“手を使用する“ということへの希望を捨てたくない」と強く仰っておりました。
諦められないこと・捨てたくないことなどの思いは人それぞれお持ちであると思います。
それを「時間」の制約によって「変化」の選択肢を狭めてしまうことは、本来のリハビリの形とは言えないと考えます。
効果に関しては、言葉だけでは理解しにくい部分ではあるかと思いますが、何か「行動」が変化する一因に弊社が関わることができると大変喜ばしい限りです。
少しでもご興味がありましたら、体験プログラムよりご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせしていただけますと幸いでございます。
理学療法士 長尾 侑治