脳血管疾患(脳卒中)

脳血管疾患(脳卒中)の後遺症

脳血管疾患(脳卒中)
の後遺症

脳血管疾患(脳卒中)の後遺症について

初めのうちは軽度であっても、何度も再発を繰り返していくにつれて重度になり、最終的には寝たきり、最悪の場合は死に至ることもあります。
発症する後遺症は以下が主なものとなります。
後遺症は完治することは難しいですが、改善していくことは可能です。

後遺症の症状

麻痺

身体の半身が動かしづらくなったり、手指の細かい動きや足首が動かなくなる状態。
これを運動麻痺と呼びます。
この影響で歩行が難しくなったり、日常生活に支障をきたすこともあります。
さらに感覚麻痺という、触れている、動いている等の感覚がわからなくなったり、痛みや温度に鈍感になるなどの症状が発症することもあります。

視野障害

目に映る物が二重に見える後遺症と脳幹の眼球運動を司っている部分が障害を受ける場合があります。
後頭葉など視覚を司る部分に脳梗塞の障害を受けると後遺症が発症する場合もあり、半盲は左目で見ても、右目で見ても、あるいは両目で見ても視野の左右どちらかが見えなくなる、後遺症として残りやすい障害です。
視野の4分の1が欠けるなど部分的に見えなくなることもあります。

構音障害・嚥下障害

呂律の周りにくさを感じたり、食べ物を飲みこみ辛くなるなど、口内に影響が起こります。
大脳の片側に病変が限られている場合は改善できる可能性がありますが、脳内出血の起こった部位によっては難しい可能性もあります。

高次脳機能障害

思考や記憶、学習に関わる脳の重要な部分が損傷してしまい、神経に異常が起こり発症します。
物を認識できなくなったり、見えているはずが、視野の片側を認識できなくなるなどの失認、ふだん使用している物の使い方がわからなくなる失行など、様々な症状が現れてきます。

損傷部位と症状の関係

脳卒中による後遺症は血管の損傷によって血液の流れが止まった箇所がどの部位なのかによって変化します。
どの部分が損傷したことによる影響なのか理解することが大切です。

前大脳動脈下肢の運動麻痺、意識はあるけれど、自発性が無くボーッとしている状態が起こりやすくなります。
中大脳動脈顔や上肢への運動麻痺、言葉を話すことや理解ができない状態になる場合もあります。
後大脳動脈両目の半分が見えなくなったり、反対側への感覚麻痺が残ることがあります。
また、脳底動脈閉塞のレベルによって症状が変化することもあります。
軽度:全盲、重度記憶障害、失読
中度:同側顔面の麻痺と反対側四肢麻痺、眼球運動麻痺、舌麻痺
重度:四肢麻痺・無言により、意思の疎通が瞬きと眼球運動でしかできない状態
椎骨動脈ふらつきや呂律が回らず、身体のバランスが取りにくくなったり、顔や半身に感覚障害が残ることもあります。
眼動脈一時的に片目が突然見えなくなったり、最悪の場合は失明することも。

自費リハビリの必要性

医療機関へ入院してリハビリテーションを行うことができるのは「急性期」と「回復期」と呼ばれる期間のみとなります。
しかし、年々入院できる日数は短くなり、病院では「家に帰るため」のリハビリが中心となります。
麻痺や機能障害など後遺症が回復段階であってもご自宅での生活が可能と判断されれば退院となることもあります。

厚生労働省 患者調査の結果より作成

実際は自宅に戻ってからこそ転倒しやすくなるなど、想像以上に苦労をされます。
私達は訪問でリハビリに伺う中でそのことを実感してきました。
特に、重度の後遺症が残った方は、介護保険を利用してご自宅あるいは施設でリハビリを継続することになりますが、入院していた時は毎日2時間リハビリを受けていたのに対して多くても週2回、各40分程となります。
(介護度や状態によっても受けられるサービスは異なります)

そこで私達が注目したのは全国的に増えてきている「自費でリハビリを行う新しいサービス」です。

国民健康保険・社会保険・介護保険などを利用しない保険外サービスのため、費用は自己負担となりますが、回数や期間に制限がないため納得いくまで、機能改善・社会復帰に向けてリハビリを行うことができます。
当施設では一人一人に合わせた完全オーダーメイドのプログラムを作成し、成果をご利用者さまと確認しながら快適な暮らしができるようにサポート致します。

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