ご利用者様の声

40代 / 男性 / 右被殻出血・左片麻痺

2021.01.27

初めてペットボトルの蓋を開けることができました!

脳梗塞リハビリRoom アイ・エスをご利用いただきましたご利用者様にインタビューを行いました。
ご病気になられてからのリハビリ経過や当施設をご利用いただいた生の声を掲載しています。
掲載についてはご利用者様の許可をいただいております。

ご利用プラン合計8回の実施
発症前はどのような生活をされていましたか?

田舎かつ雪国で生活していました。
車の整備や大工仕事を中心にしながら田舎・雪国ならではの除雪作業や草刈り、その他家事などを当たり前のようにしていた生活でした。

脳梗塞になられてからの経過を教えてください

急性期病院に入院していた時は、行動を制限されて「動けない」期間がありました。
リハビリ自体の量が少なく、特に手のリハビリはなく、足のリハビリがメインでした。
ある程度、動けるようになると自主練習として歩行練習を積極的に導入され、歩行量のノルマ達成のためにひたすら歩いていました。
今思い返すと、「○○をやりなさい」と言われた内容を何も考えずにただただその通りにすることしかしていなかったように思います。
退院後、雪国での生活は危険ということもあり自宅復帰は叶わず、実家のあった他県の回復期病院に転院となりました。そこでは、マッサージが中心でした。
何とか退院できましたが、麻痺していない手でできることだけをしている生活であり、杖を使って移動は可能でも満足のいく歩行には到底ほど遠い状態でした。それに加えて、てんかんも発症したことにより外出機会も少なくなっていきました。
自宅での転倒もあり訪問リハビリをお願いしましたが、内容が自分の受けたいリハビリではありませんでした。
自主リハビリとして、本やyoutubeを参考にしてやってみるもののどれが今一番必要なことなのか分からない、やり方があっているかわからない状況でした。

当施設のことを知ったきっかけを教えてください

ケアマネージャーからの紹介を受けて、施設の存在を初めて知りました。
脳専門の施設と聞き、「今までとは違うリハビリの形」があるのではないか?と思い、利用を決心しました。

実際にリハビリを受けていただいての感想や身体の変化を教えていただけますか?

【身体のこと】
まずは安定して座れるようになりました。
そのこともあってか、立ち上がる動作が変わり、麻痺している足が浮いたり、足が内側に反ったりする場面が減りました。
歩き方にも変化があり、歩幅が広くなりました。
また、無意識のうちに麻痺している手に力が入っていましたが、和らいできたように思います。

【気持ちのこと】
順を追ってリハビリをしていけば、動く可能性があると思えるようになりました。
これまでのリハビリでは受け身の気持ちが強かったのですが、自宅に帰ってからも自分でやってみようと考えることが増えました。
生活内では麻痺している手をテーブルに乗せるなど今まで疎かにしていた手を気にするようになりました。
また、手と足の関係や体幹を気にするようになり、何をするにしても身体への影響を考えて動くようになりました。
自分の身体にアンテナが張れたような感じです。

これまで受けられてきたリハビリと同じ点や違う点を教えてください

・必要なことを1人1人に合わせてピンポイントでやってくれること
・時間が長いため、内容が充実していること
・目標設定を明確にしてくれる上、その目標への成果が1日1回で確実に実感でき、効果が目に見えること

今まで緊張を緩めるためにマッサージがほとんどだったのですが、どのようにすれば今の身体の状態が良くなっていくのか具体的に行動に起こす方法を教えてくれました。
これまでのリハビリは「点」のように感じましたが、ここでのリハビリは「線」になっているように感じとれ、前向きに物事を捉えることができました。

当施設のような自費で「しっかり改善を目的としたリハビリ」は、どのような方におススメですか?

・良いリハビリ環境がない人
・思ったようなリハビリをやってもらえるところがない人
・現状よりも良くなりたいと思っている人

に薦めたいと思います。
やっぱり自宅よりもリハビリをしやすい環境は整っているし、長時間集中が続く場所でした。

インタビューの内容は個人の感想です。