ご利用者様の声

B様 ( 女性 / 62歳 / 右視床出血 )

2020.11.16
利用頻度モニター利用(合計3回)
発症前はどのような生活をされていましたか?

1人暮らしで仕事は保育士をしていました。
開所時間〜閉所時間までほぼ保育所にいて、仕事が中心の毎日でした。
休日は家事や友人とランチやショッピングなどを楽しんでいました。

発症してからはどんな生活でどんな苦労をされましたか?(入院中のリハビリなど)

急性期病院ではオムツを着用しており、トイレで排泄することができなかったのが辛かったです。
自分で飲む水分量を減らしたりするほど嫌でした。
また、何をするにしても手助けが必要でナースコールを押しても待たされる生活が苦しかったです。
リハビリでは、座る練習を中心に行っていました。
回復期病院では高次脳機能障害があるからと車椅子を自分で漕ぐことも許されない歯痒さがありました。
「自分で動きたいけど、動けない」ということが最も辛かったです。
退院する時には何とか杖歩行ができるようになりましたが、退院してからの生活とのギャップに驚きました。
 自宅の僅かな段差や敷居に躓くことが多く、病院でかなり歩く練習をして自信があったにも関わらず、家では思うように動けなかったことが悲しかったです。
復職だけを考えてリハビリ生活を送っていたので、同時に焦りも込み上げてきました。

なぜ当施設でリハビリをしようと思いましたか?

残り僅かの仕事生活を安全に送れるようにと思い、リハビリを受けようと決めました。

当施設で体験リハビリを受けていただいてどんな変化を感じましたか? (身体・お気持ち)

リハビリを全身で受け止めて、身体の記憶に残しておこうと集中して受けました。
120分前の身体と比べて、確かに変わったことを感じ、「この感覚なんだ!」と自分なりに身体に刻み込もうとしました。
職場でもその感覚を意識することができ、私の身体でも(発症から5年6ヶ月経過しても)まだ変わっていけるかもと思えました。

今までの医療保険や介護保険でのリハビリと比べると違いはいかがですか?

保険でのリハビリは継続しやすいですが、単位の制限があるので身体に良い感覚を残して次回まで継続というのは難しいように感じます。
「120分」のリハビリは自費だからできることなのだと思いますし、身体にも望ましいリハビリだと思います。

当施設をどのような方に紹介したいですか?

後遺症が残っている人でも、発症後の年数が経っている人でも目標に向かっていくことが可能かもしれないと思えるリハビリでしたので、「もう無理」と諦めないで目標を掲げてみてほしいと思います。
そのような対象の方に紹介したいです。