こんにちは、理学療法士の長尾です。
最近は雨の日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
近畿地方では観測史上最も早い梅雨入りを記録したとのことで、梅雨明けも同時に早まればな〜・・・
と淡い期待をしている次第です。
さて、本日は利用者様や地域のケアマネジャーの方からよく質問のある「自費リハビリの費用」について説明させていただきます。
リハビリに発生している費用について
脳血管疾患で入院された方のリハビリに掛かっている費用はいくらかご存知でしょうか?
表1 : 脳血管疾患リハビリテーション点数表(令和2年度 診療報酬改定対応) ※令和3年5月現在
施設の基準にもよりますが、最大で「1単位(20分)あたり¥2,450」掛かります。
(40分間のリハビリ=¥4,900、60分間のリハビリ=¥7,350)
弊社の提供しているリハビリプランの1つ(1回あたり120分間のリハビリを週2回×2ヶ月間 : 合計16回プラン)と比較してみましょう。
図1 弊社と保険適応リハビリとの比較
■ 病院などの公的機関 : ¥2,450 ×6単位(時間)×16(回数)=¥235,200
■ 脳梗塞リハビリRoomアイ・エス : ¥275,000
金額として大きな差がないことがわかります。
しかし、発生する費用としては保険適応の有無で大きく変化してくるため、「自費=高額」という解釈に至りやすい傾向にあります。
そこで大事になってくるのが、費用の捉え方となります。
図2 リハビリ費用の捉え方の1例
短期集中?長期分散?
目標の内容にもよりますが、長期的な視点でリハビリを考えるよりも短期集中的な視点でリハビリを行う方が身体的にも費用的にも良いケースがございます。
■ 目標が明確になっている場合(例:半年後までに◯◯を達成する!等)
■ 回復段階で急な退院となった場合(例:家族の都合で急遽退院が必要となった等)
いわゆる改善の余地があるにもかかわらず、退院したから(=家で何とか過ごせる状態になったから)といって、それに見合ったリハビリ環境が提供されにくい現状が大きな問題であり、費用的にも総額で掛かる費用に大きな差はなくなる可能性があります。
最後に最も大事なことは、費用が高い・安いという判断軸は“個人の価値観”の中にあると考えております。
人それぞれの価値観について
自費リハビリの利用を検討される方々の生活背景はそれぞれで全く異なります。
これは自費リハビリに限らず、生活する上で大事にしている“価値観”は多種多様です。
ここで簡単な例を挙げますと、
私は小さい頃から視力が非常に悪いため、日頃からコンタクトレンズや眼鏡がないと生活が成り立ちません。
そんな中、眼内コンタクトレンズ(ICL)という視力矯正の治療法を知りました。
厚生労働省に承認は受けているものの保険が適応されない保険外診療となります。
保険が適応されないため、全額自己負担となりますが、これを私は“費用が高い”とは感じません。
何故なら、下記のようなメリットを手にすることができるためです。
- 夜中に災害が起きてもすぐに動き出せるため安心感がある(安全面)
- 毎日のコンタクトレンズの付け外しの手間がなくなる(時間面)
- 将来的にはコンタクトレンズや眼鏡の購入費よりも安くなる(金銭面)
「視力が良い人にとっては、高いと感じると思いますが、私には感じません」
個々で大事にしていることが健康なのか、衣類なのか、食事なのか、住居なのか等は個々で異なり、費用という側面だけを切り取ってしまうと高いか安いかの判断に正解はないということになります。
このようにメリット・デメリットを天秤にかけて自分にとっての最適解を探していくこともリハビリの一部だと捉えており、どのような価値観であっても、どのような決断をしたとしても自分で決めたことに関しては、とても素晴らしいことだと思います。
先程、述べさせていただいた私の視力に関する1例に関しては、かかりつけ医の主治医より提案されたことが自分にとって大きな一歩になり、加えてSNSやインターネット上で近視に悩まれている方々の意見を参考にして調べ、メリット・デメリットを自分なりに整理しました。
リハビリ関連でのお悩みをお持ちの方もその悩みを表出することで自分なりの最適解が見つかるかもしれません。その相談役として、背中を押すことができる役割として、脳梗塞リハビリRoomアイ・エスをしっかりと確立していきます。今後ともよろしくお願いします。
少しでもご興味がありましたら、体験プログラムよりご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせしていただけますと幸いでございます。
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理学療法士 長尾 侑治