こんにちは、言語聴覚士の髙木です。
今回のブログでは、脳梗塞後の後遺症に起こる
「話しにくい」「声がおかしい」などの
発話の変化についてご紹介します。
●発話の短いとぎれ
不自然に発話が短く途切れる症状
音節や文節など途切れる症状は様々
【主な原因】
肺活量の低下
声門閉鎖不全により発声時呼気流の異常な増加
声帯の不規則で過剰な内転(痙攣性発声障害などの不随運動)
●声量の低下
異常に声が小さい症状
【主な原因】
声門下圧の低下
喉頭の異常
心理的問題
●嗄声
粗ぞう性:しわがれたがらがら声
気息性:息漏れのあるかすれ声
無力性:弱々しくか細い声
努力性:絞り出す様な力んだ声
●声の高さの異常(高すぎる、低すぎる)
性別や年齢に比して高さの異常がある
●声の震え
揺れや震えがある症状
●鼻咽腔閉鎖機能
・開鼻声
鼻咽腔閉鎖不全により
呼気が不適切に鼻腔へ流出し、
声が鼻音化する症状
例 /p/、/b/は/m/
/t/、/d/は/n/に近い音になる
・閉鼻声
鼻腔共鳴が過小になった発話症状
鼻の詰まったような声に聞こえる
上記のようにさまざまな症状の発話特徴やお悩みがあります。
お悩みに合わせたプログラム、
自主課題を提供させていただきます。
ご相談や体験だけでも、
ぜひお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。