こんにちは。
枚方市も夏に近いような気温を
記録することが増えてきています。
熱中症には十分に注意していきましょう!
さて、本日は事例紹介となります。
「なかなか運動を続けることができない」
このようなお悩みを抱く利用者様と家族様。
過去には運動継続に対する記事も紹介していますので、
併せてご確認いただければと思います。
この方の特徴としては、
必要な運動と理解していても
日々の状態変動に対して継続することの
難しさを感じているとのことです。
何が運動をするという意思決定を
邪魔しているのか、という点を
明らかにするためにリハビリ以外の
時間の過ごし方など生活背景を
まとめて整理しました。
経過表なども確認して見えてきたのは、
『睡眠時間が短かった日』には
運動ができていないという結果でした。
脳梗塞後遺症の有無に関わらず、
寝不足になると生活に
影響を与えることが多いですよね。
運動に至っては、習慣化されていないと
なかなか実施するにも荷が重いこともあるので、
余計に実施することができなかったと推測しました。
そこで、以下のようなことを決定および検討しました。
- 平均的な睡眠時間を決めてみる
- それに合わせて1日を逆算して予定決め
- 寝る姿勢を再検討
- 寝る前、起床時に行うセルフストレッチや運動を再検討
この結果、睡眠時間の変動が小さくなり、
運動継続が少しずつできるようになりました。
以前は、運動が継続できないことにより
自分を責めて悲観的になることがありました。
それにより、身体状況にも
悪影響を及ぼしていることがあったのですが、
成功体験を少しずつ積み上げることで
悪循環を好転させることができたようです。
特にこの方にとって、効果的だったのが
「逆算したスケジュール立て」。
もともと1日の予定をしっかりと埋めないと
気が済まないタイプだったようですが、
「運動継続のための睡眠時間確保」を
生活の優先順位のTOPにもってくることで
行動が変化していきました。
自らの生活習慣などを加味した上で、
自身を振り返っていただけたという点も
改善の大きな要因だと思います。
このように身体機能だけでなく、
これまでの当たり前のような生活を
見直す機会も大事だな、
と思うことができた事例でした!✨
しっかりと利用者様の生活背景を深掘りして、
お悩みに寄り添っていければと思います!