お知らせ

【事例紹介】運動継続に向けた捉え方【脳梗塞後遺症】

2023.05.12

こんにちは。

枚方市も夏に近いような気温を

記録することが増えてきています。

熱中症には十分に注意していきましょう!

さて、本日は事例紹介となります。

「なかなか運動を続けることができない」

このようなお悩みを抱く利用者様と家族様。

過去には運動継続に対する記事も紹介していますので、

併せてご確認いただければと思います。


この方の特徴としては、

必要な運動と理解していても

日々の状態変動に対して継続することの

難しさを感じているとのことです。

何が運動をするという意思決定を

邪魔しているのか、という点を

明らかにするためにリハビリ以外の

時間の過ごし方など生活背景を

まとめて整理しました。

経過表なども確認して見えてきたのは、

『睡眠時間が短かった日』には

運動ができていないという結果でした。

脳梗塞後遺症の有無に関わらず、

寝不足になると生活に

影響を与えることが多いですよね。

運動に至っては、習慣化されていないと

なかなか実施するにも荷が重いこともあるので、

余計に実施することができなかったと推測しました。

そこで、以下のようなことを決定および検討しました。

  • 平均的な睡眠時間を決めてみる
  • それに合わせて1日を逆算して予定決め
  • 寝る姿勢を再検討
  • 寝る前、起床時に行うセルフストレッチや運動を再検討



この結果、睡眠時間の変動が小さくなり、

運動継続が少しずつできるようになりました。



以前は、運動が継続できないことにより

自分を責めて悲観的になることがありました。

それにより、身体状況にも

悪影響を及ぼしていることがあったのですが、

成功体験を少しずつ積み上げることで

悪循環を好転させることができたようです。


特にこの方にとって、効果的だったのが

「逆算したスケジュール立て」

もともと1日の予定をしっかりと埋めないと

気が済まないタイプだったようですが、

「運動継続のための睡眠時間確保」を

生活の優先順位のTOPにもってくることで

行動が変化していきました。



自らの生活習慣などを加味した上で、

自身を振り返っていただけたという点も

改善の大きな要因だと思います。

このように身体機能だけでなく、

これまでの当たり前のような生活を

見直す機会も大事だな、

と思うことができた事例でした!✨

しっかりと利用者様の生活背景を深掘りして、

お悩みに寄り添っていければと思います!