お知らせ

脳梗塞後遺症の失語症と構音障害って何が違うの?

2023.01.06

こんにちは、言語聴覚士の髙木です。

新年あけましておめでとうございます。

昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願い致します。

さて、今回のブログは「失語症」と「構音障害」の違いについて説明したいと思います。

【脳梗塞後遺症】失語症について

【脳梗塞後遺症】構音障害について

過去にそれぞれの説明を掲載しておりますので、是非チェックお願い致します。

まず言葉を「聞く」、「話す」ことはどのような仕組みかを説明します。

  • 聞く

耳から音を拾い、脳の言語中枢で音を言葉に変え、内容を理解します。

  • 話す

言語中枢で話す内容を考えた後、脳の運動中枢が話すための器官(肺、口腔器官)に指示を出し動かします。

この仕組みを踏まえて、2つの症状を簡単にまとめてみました。

【失語症と構音障害】発症部位と主症状について

脳のどこで障害が起きるのか

  • 失語症

主に脳血管疾患(脳梗塞、脳出血)により

脳の言語中枢(右利きの人は、ほとんどの場合脳の左側にある)に

障害が起こることで生じます。

  • 構音障害

主に脳血管疾患(脳梗塞、脳出血)により

脳の運動中枢に障害が起こることで生じます。 

主な症状

  • 失語症

1:(聞く)聞いた内容を理解することが難しい

→聴覚的理解の低下

2:(話す)話したいことが話せない、言葉が出てこない

→ 喚語困難、錯語

3:(読む)文字が読めない

→失読

4:(書く)文字が書けない

→失書

5:(計算)計算ができない

→失計算

  • 構音障害

1:(発声)ガラガラ声や声が小さくなる

2:(発話)発話が不明瞭、他の音になる

3:(呼吸)話している途中で息が続かない、息苦しい

※これらの症状が一つあるいは、複数出現します。

【脳梗塞後遺症】失語症・構音障害 症状の違い

失語症は、言語中枢に障害が出るため、

相手の言葉の理解ができない、言いたい言葉が出てこない

構音障害は、運動中枢に障害が出るため、

喉や口など音を作る機能の麻痺や運動低下があります。

また相手の言葉は理解もでき、言いたい言葉も出てくるが、

嗄声や失声、発話が不明瞭になります。

失語症の症状
構音障害の症状

失語症と構音障害は別物であり、それぞれにあったリハビリがあります。

roomアイ・エスでは、症状や環境に合わせて訓練プログラムを考案しております。

ご相談や体験だけでも、ぜひお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。