お知らせ

行きは良いよい帰りは・・・

2022.07.08

こんにちは!脳梗塞リハビリRoomアイ・エス 理学療法士 井上です。

年々猛暑が強くなっていきますね。。
熱中症対策はしっかりされてますか?(前回のブログみて下さい~)。


さて、今回は、脳卒中後遺症を持たれている方々に実際にアドバイスし、なおかつそれでもよく受ける質問ついて触れたいと思います。
それは何かというと。。。このタイトルを見ればセラピストはすぐに「ピン!!」っとくる内容です。
入院中にリハビリで習ったけど、退院して忘れちゃった~~っていう内容。。です。
それは・・・「脳梗塞後遺症で体の片側が麻痺してしまった場合の歩き方/階段昇降や物をまたぐ動作などの手順」!!おさらいしてみましょう。。
※ここでは良い方を健側、悪い方を患側とします。

動作の前に杖などのチェックをしましょう!!

■杖を持つ手

杖は健側(いい側・非麻痺側)です。
患側が麻痺しているから健側(非麻痺側)というわけではなく、麻痺足を補助するために健側に持ちます。膝痛などの時も同じく悪くない側に持ちます。

■杖の高さ

杖を前に15cm、横に15cmの位置についた時に肘が30度くらい曲がるぐらいがちょうどいいです。
ただし、腰が曲がっていたり、人によってちょうどいいと思う高さは違うので、基準の位置で持ちにくければ多少調節してください。
普通の杖より安定性を得たい場合は、先が4つに割れている4点杖を使います。

杖を持った場合の歩く順番を確認しましょう

歩き方には大まかには二種類あります。
2動作歩行と3動作歩行です。 
2動作のメリットは早くて楽です。3動作のメリットは安定です。

2動作歩行

杖と患側⇒健側の順に出します。杖と患側は同時にだします。
慣れてきて安定してきたら、普通の人が歩くように健側を患側よりも前にだします。
患側へ体重をかけるのは怖いかもしれませんが、しっかり患側へ体重をかけましょう。
健側ばかりに体重をかけていると、健側の膝に負担がかかり膝痛をおこしてしまいます。
加えて、体の歪みが生じ、腰痛の原因にもなります。

3動作歩行

杖⇒患側(麻痺してる足)⇒健側(いい方の足)の順に出します。
健側は患側にそろえるように出します。
(注意!!)足は杖より前に出さないようにしましょう!。杖が後ろにあると重心が後ろに行ってしまい後方へバランスを崩しやすいです。

物・溝のまたぎ方

患側(悪い方)⇒健側(いい方) の順で出すのが基本です。
ただし、患側の足を前に振り出せないようであれば健側から出します。
杖を使う場合は足を出す前に杖を出し前に体重がかかるようにします。

階段の上がり方・降り方

階段昇降には手順があります。
常にいい方の足に対して麻痺してる足が下にあるようにします。
◆上がる時: 杖・手すり(手)⇒健側(いい方)⇒患側(悪い方)
◆下がる時: 杖・手すり(手)⇒患側(悪い方)⇒健側(いい方)
(注意!!)杖・手が体の後ろに来ると後方へバランスを崩します。

さ〜て。。ここでこのブログのタイトルですね~

この覚え方として童謡の『通りゃんせ』の一節「♪行きはよいよい帰りはこわい~」です。
これは、昇り(行き)はよい方の足から、降り(帰り)は悪い方の足を先に出すということからきてるようです。
良く授業や実習で聞きました (´;ω;`) ウッ…。。誰が考えたのやら笑笑

【予備情報】

階段昇降時は、体重の 5~10 倍もの負荷が下肢にかかります。
ある報告では、一段ずつ両足を揃えて昇降することのメリットは、関節にかかる負荷を半分程度に減らすといわれています。

今のご自身にあった歩き方を提案します!

自分にどのような方法が合っているかを是非ご相談ください♪