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発症前の生活習慣は後遺症の重症度に関係するの?

2022.04.18

こんにちは!脳梗塞リハビリRoomアイ・エス 理学療法士 井上です。

前回のブログに引き続き、脳卒中と生活習慣の関連について、少し触れていきます。脳卒中では高い確率で後遺症を伴うことが言われています。代表的なものとして思うように動かせなかったりする運動麻痺や、触った感覚がなかったりというように手足など身体の痺れなどが現れる感覚麻痺があります。これらの麻痺以外にも精神障害、言語障害、嚥下障害そして高次脳機能障害など多くの後遺症が組み合わさって、日常生活をうまく送ることができなくなることもあります。

と、いうことで、今回も、脳卒中(脳血管障害)後遺症へのリハビリを継続して行なっていく上で気になる生活習慣との関連について、特に麻痺の重症度との関連について少し触れたいと思います。

脳卒中後遺症の重症度合い

今回のブログでは、脳梗塞リハビリRoomアイ・エスのHPやブログなどでも何度か挙げていますが、脳卒中の後遺症について、簡単におさらいしておきます。脳卒中による運動麻痺や感覚麻痺の後遺症は、軽度なものから重度なものまで、さまざまな重症度があります。軽症・重症といった基準には、いくつかの評価をベースに考えていきます。日本でもよく用いられている脳卒中機能評価の一つであるSIAS(Stroke Impairment Assessment Set;サイアズ)では、以下に示す例のように運動麻痺や感覚麻痺の重症度が分けられます。

発症前の生活習慣と重症度との関連

前述の脳卒中による運動麻痺や感覚麻痺といった後遺症の重症度は、脳梗塞や出血の場所や範囲・程度、発症からの時間などさまざまな要因によって程度が異なります。そして、そこに脳梗塞の再発が加わると脳梗塞・脳出血による後遺症がさらに重くなったり、別の後遺症を引き起こしたりもします。前回のブログでも書きましたが、再発をしないよう生活習慣病の治療とともに重要なのが食生活の改善です。栄養面での管理に気をつけることで、動脈硬化予防にも繋がるため、脳卒中の発症リスク・再発リスクを低下させることができます。栄養面での管理も十分に心がけるための生活習慣改革は不可欠です。

前回・今回と二回にわたって、脳卒中と生活習慣の関連について、当ブログで触れていきました。

高齢化が進むにつれて我が国において、脳卒中になる人は増加しています。発症後も後遺症や要介護につながるケースも少なくありません。若い時からの生活習慣の積み重ねが脳卒中の発症に大きく影響しています。また、再発を繰り返すことにより脳梗塞・脳出血による後遺症がさらに重くなったり、別の後遺症を引き起こしたりもします。生活習慣病は症状が目立たないこともあり、脳卒中や心臓病など大きな発作を起こしてから初めて気付くことも少なくありません。

最後に、日本脳卒中協会が掲げる、「脳卒中予防十か条」を示しておきます。是非、意識を持って脳卒中の発症・再発の予防をしていきましょう!

  • 脳梗塞後遺症による重症度や予後をもう少し詳しく知りたい
  • 改善すべき生活習慣についてもう少し知りたい

といった方々、ぜひともあなたのお悩みをお聴かせください!。