大好きな趣味「映画鑑賞」の字幕読みに再挑戦!
当リハビリセンターでの症例、改善効果について詳細な情報を掲載しています。
具体的な症状 | 脳梗塞発症により失読あり、文字が読めない事がある(特に漢字が苦手)。 趣味である映画鑑賞時、字幕が読めず楽しめない。 |
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発症からの期間 | 9か月 |
利用者様の希望 | ・もっと文字を読めるようになりたい ・映画を字幕で読めるようになりたい |
実施したリハビリ内容
- 漢字熟語の意味と読みを合わせて覚える(音読処理を用いたキーワード法訓練)
- 漢字組み立てパズル・立体、平面パズル
- 字幕スロー再生・生活音
- 人気がある場所での抹消課題、探索課題、字幕読み
- 自主課題提供(ご本人の好きな映画の字幕、再生速度編集し提供)
改善効果
- 漢字の認識ができるようになった!
- 熟語の意味と読みを一緒に覚えることによりに読みが可能となった!
- 日常生活環境での集中力が向上した!
- 動画を見ながら字幕を追うことが可能となった!
- 読めなかった文字があった時の切り替えが早くなった!
- 諦めかけていた趣味活動を再開しようと前向きな気持ちになり字幕読みに再挑戦できた!
担当セラピストのコメント
趣味の字幕での映画鑑賞をもう一度挑戦したいという目標設定を掲げ、文字の認識の改善や読むことだけではなく、映画館で起こりうること、画面が変わるにつれて行なう処理に対してアプローチしていきました。
また隔週のためフィードバックや相談を重ね、自主課題の選定をしました。リハビリの内容を思い出して自主学習を熱心に行なって下さったことも今回の改善の理由の一つです。
また映画の資料をお借りし、好きなことを共有しながら自主課題に取り入れられた事も良かったと思います。
「日常生活は出来るけど、好きなことが出来なくなるのはやはり辛いです」と話された体験時から「少し読めました」「プラダを着た悪魔、フルハウスに挑戦しました」と毎回お会いするたびに前向きに新しいことに挑戦する姿が素敵だなと感じました。
今後も趣味活動をもっと楽しむために一緒に頑張りましょう。
映画館で字幕映画を見ることを楽しみにしています。
言語聴覚士 髙木
効果には個人差があります
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