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【脳梗塞後遺症】「声が出ない…」音声障害とは

2023.07.28

こんにちは、言語聴覚士の髙木です。

今回は「声」について紹介していこうと思います。

声を出すメカニズム

声は、喉仏の中にある2枚の板(声帯)の部分が

動くことによって作られます。


息を吸うと声帯が開き、声を出す時は声帯を閉じ、

吐く息の力によって声帯を振動させることで

声の素(喉頭原音)が作られます。


この声の素が声帯から口唇までの

声の通り道(声道)の共鳴により

声が生まれます。

声の出ない原因

音声障害は、機能性音声障害と器質性音声発声障害があります。

機能性音声障害

声帯などの発声器官に器質的な

障害がないのにも関わらず起こる。

  • 痙攣性発声障害

声帯の粘膜の病変や脳神経疾患などの

他の病態が無いことが条件です。

内転型(つまり型)→途切れ、ふるえのある声

外転型(抜け型)→かすれ、ふるえのある声

混合型(つまり+抜け)

音声リハ、

ボツリヌストキシンの声帯注入療法、

外科的治療などを行います。

  • 変性障害

声変わり障害とも言います。

喉頭の変化に声の出し方が合わせられず

高い声、声がひっくり返るなどの症状があります。

音声リハ、声帯が原因の場合は外科的治療を行います。

  • 音声衰弱症

弱々しい声が著しい場合。

間違った発声方法、乱用、神経症などが原因。

音声リハ、心理療法、沈黙療法などを行います。

  • 心因性失声症 

ヒステリー性失声症とも言われる。

ストレスや心的外傷等によるもの。

精神医学的治療、音声リハを行います。

器質性音声障害

声帯や喉などの発声器官の問題により起こる。

  • 声帯結節 

声の酷使が原因で声帯に硬いしこりができ、声が枯れる。

音声リハ、外科的治療を行います。

  • 声帯萎縮

声帯の筋力や粘膜が痩せて声帯の閉じが悪くなる。

音声リハ、薬物療法などを行います。

  • 声帯ポリープ

声の酷使によりかすれ、声帯にポリープができる。

ポリープが大きくなると呼吸困難を招く恐れがある。

音声リハ、外科的治療を行います。

  • 声帯嚢胞

声帯の中に袋ができる。外科的治療が必要。

  • 声帯麻痺

片側の動きが悪くなる。

脳疾患(脳出血、塞栓、腫瘍)、上咽頭癌、

外傷、気管挿入、大動脈瘤、食道がんなど様々。

原因を追求後、外科的治療、音声リハを行います。

  • 声帯白板症

声帯に白色病変ができる。

炎症、癌、感染、腫瘍などさまざまで

組織診断を行い、経過観察が必要です。

  • 咽頭がん

癌により声帯を壊し声が枯れる。

肺がんや食道がんが広がり、声帯につながる

神経まで達し声が枯れることもあります。

  • 咽喉頭逆流症

胃酸が逆流して喉にさまざまな症状をおこす。

声のかすれ、違和感、飲み込みにくさなどがある。

薬物療法、生活習慣、環境の見直しを行います。

  • 鼻声

開鼻声 鼻に抜ける感じの声。

閉鼻声 鼻の詰まった声。

鼻炎やアデノイド肥大などが原因にあります。

声が出ない原因やリハビリ、治療法はさまざまです。

Roomアイ・エスでは、個人に合わせたリハプログラムを作成します。

ご相談や体験だけでも、ぜひお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。