こんにちは!脳梗塞リハビリRoomアイ・エス 理学療法士 井上です。
猛暑・コロナと色々と過ごしにくい日々が続きますが、頑張って乗り切っていきたいです!!
さて、今回は、「自主トレ」をキーワードに当リハビリRoomでの取り組みも紹介して触れ、脳梗塞リハビリの必要性を何度もお話しているところもありますが、飽きずに再考しながらお話しします。。。当リハビリRoomでは施設でリハビリを行っている時だけでなく、24時間の生活をサポートすることもコンセプトにしており、そのためのオーダーメイドのプログラムは自主トレーニングにも反映させています。
■脳梗塞の後遺症とは?
脳梗塞の後遺症として代表的なものとして手足の麻痺があります。麻痺には、運動麻痺と感覚麻痺に大きく別けられます。手の麻痺による影響としては、日常生活で必要な字を書く、箸を持つ、手をついて起き上がるなどの動作がしづらくなります。また足に麻痺だと、一番影響が出てしまうのは歩くことです。そしてそれらが複合して趣味ができなくなった。車の運転が出来なくなった。働くのが困難というところまで波及するしていくことも多くあります。
■脳梗塞のリハビリは発症後早い段階から行うことが重要
脳梗塞のリハビリは発症後早期から早い段階から行なうことが重要と言われています。特に脳梗塞による入院から3日以内にリハビリを始めると日常生活動作の回復が大きいことが報告されています[Yagi M et al. Stroke. 2017]。退院後も継続的にリハビリを行うことで、能力回復を達成できる可能性は上がるものの、現在の保険制度では退院後の十分なリハビリは難しいと感じる方もいらっしゃると思います。
■今のご自身にあった自主トレーニング方法も提案します!
一方で、病院で行うリハビリだけがリハビリではないので、リハビリに終了時期はなく、例えば日常生活の中で歩くといったこともリハビリに含まれます。
我々のリハビリRoomでも、できるだけ多くのリハビリを受けることができるように自主トレーニング内容も含め工夫しています。
一部ですが、下図は現在もリハビリを行っている利用者さんについての取組みです。
毎日、無意識に行う、基本動作こそ動きの邪魔をする阻害因子が隠れていることがあります。
もう一度見直し、トレーニングを行うことが二次障害の予防にもつながります。
当リハビリRoomでは自主トレーニングを行う際も各々に合わせて以下を細かく配慮します。
- 能動的に相手の動きを引き出す
- 麻痺側への移動や荷重は、不安や恐怖を感じないよう心理面も考慮してアドバイス
- (共同)運動パターンをコントロールしながら正しい動きを行う
- 動かす部位だけではなく、体全体に目を向ける
自分にどのような方法が合っているかを知りたい方は、是非ご相談ください♪