お知らせ

【自費リハビリ】要介護3以上でも利用効果があるか?

2021.09.08

 こんにちは!

本日は、タイトルの通り「介護度と自費リハビリ利用の関連性」について説明させていただきます。

“自宅では色々と介護してもらっているけど、そんな私でも利用できるの?”

上記のようなお悩みについてご相談を受ける機会があります。

最近の当施設の傾向として、介護度の高い方(要介護3以上)のご利用が増えてきている状況ではありますので、今回はその方々に共通する部分などを紹介しながら、当施設での関わり合いを知っていただければ幸いです。

結論としては、

「安全に外出できる状態」であれば、介護度関係なく当施設のご利用可能です!

以前、当ブログにて“発症からの経過日数とリハビリの有効性”についてご説明しましたが、その内容とも関連する部分ではあります。

症状や生活背景などには個人差がありますが、

「 現在の問題点整理 → 適切な目標設定 → 心身機能の変化 → 生活状況の改善 」

この流れはリハビリをする上で、介護度が高くても低くても変わることはありません。

介護保険サービスでのリハビリでも同様ですが、冒頭でも述べたように自費リハビリを希望されるケースも存在します。

それでは、実際に介護度の高い方が自費リハビリを利用しようと思ったきっかけなどを踏まえてご紹介していきます。

症例紹介①
年齢50歳代
疾患名(症状)脳梗塞(左片麻痺)
介護度要介護4
生活状況起き上がりや移乗、トイレなど動作全般に介助必要、屋内移動は車椅子
ご利用のきっかけ訪問リハビリ・デイケアにてリハビリを2年間続けているが、生活に変化がみられず、気持ち的にも落ち込んでいた状況もあり、藁にもすがる思いでご利用を検討された。
ご希望やお悩み本人様:「1人でできることを増やしていきたい」
ご家族様:「トイレに1人で行ってくれたら嬉しい」

症例紹介②

年齢80歳代
疾患名(症状)脳梗塞(左片麻痺)
介護度要介護4
生活状況起き上がりや移乗、トイレなど動作全般に介助必要、屋内移動は車椅子
ご利用のきっかけデイケアなどで歩く練習をしているが、麻痺した脚を出すのにずっと助けてもらっているので、「1人で脚を出せるようになりたい」と歩行能力の改善に強い思いがあり、ご利用を検討された。
ご希望やお悩み本人様:「1人で歩きたい、畑仕事をまたしたい」
ご家族様:「本人のやりたいことをサポートしてほしい」

どちらも生活状況はほぼ似ており、利用に至った思いは「現状に満足できていない」「現状を打破したい」といった共通のお気持ちを抱かれています。

  • 介護保険サービスでの時間・頻度的制約:時間が足りない、やりたいことができない…等
  • 提供しているサービス内容の質:思ったとおりに良くならない…等

上記した要素が自費リハビリのご利用を検討する上で考える内容になるかと思われます。

特に当施設では、自費サービスである以上、「サービス内容の質」=「成果」を徹底的に追求しながら介入を進めております。

先程、紹介した利用者様も1ヶ月後、2ヶ月後にどのような生活をしているか、その判別のために実際の生活状況を点数付けしたり、介助を担当しているご家族様にも介護負担度を点数化したり、客観的評価をもとに数値化・見える化することに強くこだわっております!

“日常生活での基本動作(寝起き、立ち座り、移動)は全て助けてもらっている”

“1人でできるようになりたいが、なかなか上手く進まない”

上記のようなお悩みをお持ちの方に対して、しっかりと支援できればという思いです。

柔軟なプラン設定を行っています!

また、前述した利用者様の共通のお悩みとして、「体力がもつか不安」という点がありました。

当施設では120分×週2回、合計16回(2ヶ月間)のプランをオススメしておりますが、下記のように柔軟なプラン対応もしております。

  • 時間変更:120分 → 60分あるいは90分
  • 頻度変更:週2回 → 週1回

今回紹介した利用者様も週1回でのプランを受けていただいている最中でございます。

実際の効果に関しては、時間や頻度によって変化してくる部分ではありますが、綿密な目標設定のもと、どのようなプランであっても・どのような介護度であっても現在よりも変化を見出だせるような工夫をオーダーメイドに対応しております!

ご自宅でのリハビリもしております!

最後に、今回のように自宅での生活状況に問題を抱えている方については、当施設でのリハビリだけでなく訪問という形でのリハビリも随時実施しております。

やはり実際の生活場面での評価を進めることは課題解決に向けて非常に重要な要素ではありますし、具体的な対策なども検討しやすくなるというメリットがあります。

当施設でできること、自宅でできることの両者をしっかりと判別しながら、リハビリ以外の時間帯の過ごし方や動画を用いながらご家族様への介助方法などをご提示し、利用者様・ご家族様の双方が安全かつ安楽に過ごせることを目指していきます。

長々となりましたが、以上となります。

介護度や重症度によってリハビリの適応が変化することはありますが、当施設では「今よりも良くなりたい」、「こんな自分になりたい」といった利用者様の思いを最優先にし、リハビリを通して今後の行動や考え方が変化できるように全力でサポートします!

ぜひともあなたのお悩みをお聴かせください。