この度、令和3年4月9日(金)に脳梗塞リハビリRoom アイ・エスをオープン致しました。
改めまして、リハ部門責任者、理学療法士 伊藤 潤平と申します。
昨今のコロナウイルスの影響も踏まえた社会情勢の変化の中、新規事業としてこのサービスを開始できたこと、心よりうれしく思います。
さて、本日は、この脳梗塞リハビリRoomアイ・エスの開設に至った思いをご紹介できればと思います。
まず、そもそも脳梗塞リハビリとは?というところですが、脳血管疾患を中心としたご病気を発症され、以前と比べ不自由さを感じられたり、自分らしく生活することがしづらくなった等、様々な思いを持たれた方々に対し、プラスαのリハビリにより、その人らしさの実現に向かって一緒に進んでいくための保険外サービスのことを指しております。
最近は大阪市内や東京など都市部を中心に少しずつ増えてきているサービスでもあります。
このようなサービスを提供していこうと考えた背景としまして、大きく2つございます。
① 入院期間の短縮・リハ提供時間の短縮が生じてきている
一昔前は、脳卒中の方であれば4~6ヶ月入院し、1日辺り2~3時間のリハビリを提供されることが比較的当たり前でした。
しかしここ最近では、医療費増加等の背景から、「入院期間の短縮」と「リハサービスの効率化」が注目されております。FIM(生活動作にどれだけ介助が必要か。
運動項目と認知項目それぞれ点数化したもの)をいかに短期間で改善させ、在宅復帰が出来るかに重きを置かれているのが昨今かと思います。
更にリハビリも提供時間が長ければ長い程良いのではなく、いかに少ない時間で効率よく寄与できるかに重きを置かれているところもポイントとなります。
② 退院後のリハビリ提供時間が少ない
①のように、以前よりもリハビリの提供される時間が少なくなっているにも関わらず、退院してから外来リハビリや訪問・通所リハビリ等でリハビリを出来る時間が圧倒的に少ない、というのが大きな特徴でもあります。
実際、入院中は毎日数時間リハビリしていたのに、退院してからは急に週に2~3回と圧倒的に提供回数が減ることでびっくりされる対象者様が多いのも事実です。
1回あたりのリハビリも40分程度が多いかと思います。
そのため、もっと自分の可能性を見出したい!こういう事が出来るようになりたい!というような強い思いを持たれた方に対し、保険サービスだけではサポート出来ることに限界がある事が多くなってきていると痛感しておりました。
これらから、保険サービスにプラスαの立ち位置として、対象者の思いの実現に向け一緒に歩んでいければと思い、脳梗塞リハビリRoomアイ・エスの開設をすることとなりました。
思いがこもってしまい、お伝えしたい事がまだまだ伝えきれていないですが、長くなってしまいましたので本日はここまでとさせて頂きます。
気になる方がおられましたら、お電話やメールでのお問い合わせも対応しておりますので、いつでもご連絡をお待ちしております。
次回は、本日の続き、もしくは、弊社の別事業である、「アイ・エスひらかた訪問看護ステーション」についてと脳梗塞リハビリとの違い等、お伝えできればと考えております。
リハ部門責任者 伊藤 潤平