リハビリについて

言語リハビリ

言語リハビリ(失語症)

言語リハビリ

言語リハビリとは?

言語リハビリでは、「聴く」「話す」「読む」「書く」「計算」などの言語様式の障害によって、ことばが出にくい、言いたいことばと別の言葉が出てしまう、ことばの聞き分けの困難や読み誤り、書き誤り等に対し、言語機能の回復、コミュニケーションのしづらさの軽減、代替コミュニケーションのご提案・練習等をしていきます。
また、認知症との鑑別、失語症の有無、重症度、タイプ鑑別などを基に、言語リハビリ計画を立てさせて頂いています。

言語リハビリって個室で何やるの?

失語症では、記憶力の低下、自覚のないまま前と同じ反応を繰り返される、疲れやすい、注意力の低下などの高次脳機能障害との合併症を抱えられている方もいらっしゃいます。
また、言語知識に問題がない方で、口腔運動機能など、発声発語器官の筋や神経麻痺等によって話しにくくなられた方々の、言語リハビリも実施しています。
様々な後遺症によることばに関するお悩みに対して、丁寧にお伺いしながらおひとりずつに合ったアプローチやサポートを行います。

脳梗塞 リハビリ Room アイ・エスの取り組み

ことばを諦めたくない、もっと話せるようになりたい、趣味をもう一度楽しみたい、などことばに関する思いを大切に、必要なお手伝いをさせて頂きます。
病院からの退院後も継続して言語リハビリを受けたい、または言語リハビリを行っていない空白期間があったけれどもう一度再開したい等と考えられている方々へ、現在の状態をご確認させて頂き、必要に応じて絵カードやプリント等の教材を使用した、言語リハビリを提供させて頂きます。
また、市販の教材を買ってみたけれど続かない、教材の使い方が分からない、選び方が分からないなどといった悩みをお一人で抱えられている方々へ、自費リハビリでは1回からでも受けられます。現在の学習状況などもご相談させて頂きます。
弊社では、静かで明るい完全個室があり、周囲の騒音等を気にせず、集中、リラックスした環境が整っています。また、必要に応じて理学療法士等と連携し安定した楽な姿勢を図りながら、発語アプローチ等を実施させて頂きます。

失語症

大脳にある、言語を司っている言語中枢が、脳梗塞や脳出血などの脳卒中によって障害が起こり、聴く、話す、読む、書くといった言語機能に障害が出ることを指します。
外見だけでは言語に問題がでていることは分かりづらく、周りの方から理解されにくいということがあります。
ご本人の症状を理解すること、そして適切な方法で接する必要があります。

主な症状は以下となります。

喚語困難

「あれ」「それ」など伝えたい言葉が出にくい状態を指します。
名詞が出にくい事が多いですが、動詞や形容詞が出にくい事もあります。

聴理解障害

言葉は聞こえていても、その意味が理解しにくい状態を指します。
音が似ている単語の聞き分けが難しくなる事もあります。
失語症では、程度は異なりますがどのタイプの失語症にも見られる症状です。

錯語

言葉を言い間違えてしまう症状です。
具体的には物の名前を異なる単語と言い間違えてしまう「語性錯語」、単語の一部の音を誤ってしまう「音韻性錯語」があります。
言い間違えが顕しい重度の方では、日本語にはない言葉(新造語)や、意味のない言葉の羅列を話してしまう(ジャーゴン)症状もあり、感覚性失語のタイプの方に多くみられます。

残語

重度の失語症の方で「そうだ」「たん」等の限られた言葉や音が、繰り返し出ることを指します。

保続

前と同じ反応をしてしまうことを指します。
「話す」「書く」「読む」さまざまな場面に現れます。
例えば名前を聞かれて答えたあと、年齢や住所を聞かれても名前を繰り返してしまう状況などを指します。

その他にも「てにをは」などの助詞がうまく使えない「失文法」、文字を読み誤る「失読」、文字が書きにくい「失書」、計算が難しい「失算」など、さまざまな症状があります。
リハビリ段階では、ご本人や家族様へお話を伺い、言語症状を把握し、その評価に基づいて、言葉を話すリハビリ、言葉を聴くリハビリ、文字を読む、書くリハビリなど症状に合わせて実施していきます。

自費リハビリの必要性

医療機関へ入院してリハビリテーションを行うことができるのは「急性期」と「回復期」と呼ばれる期間のみとなります。
しかし、年々入院できる日数は短くなり、病院では「家に帰るため」のリハビリが中心となります。
麻痺や機能障害など後遺症が回復段階であってもご自宅での生活が可能と判断されれば退院となることもあります。

厚生労働省 患者調査の結果より作成

実際は自宅に戻ってからこそ転倒しやすくなるなど、想像以上に苦労をされます。
私達は訪問でリハビリに伺う中でそのことを実感してきました。
特に、重度の後遺症が残った方は、介護保険を利用してご自宅あるいは施設でリハビリを継続することになりますが、入院していた時は毎日2時間リハビリを受けていたのに対して多くても週2回、各40分程となります。
(介護度や状態によっても受けられるサービスは異なります)

そこで私達が注目したのは全国的に増えてきている「自費でリハビリを行う新しいサービス」です。

国民健康保険・社会保険・介護保険などを利用しない保険外サービスのため、費用は自己負担となりますが、回数や期間に制限がないため納得いくまで、機能改善・社会復帰に向けてリハビリを行うことができます。
当施設では一人一人に合わせた完全オーダーメイドのプログラムを作成し、成果をご利用者さまと確認しながら快適な暮らしができるようにサポート致します。

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