こんにちは!
先日、脳梗塞リハビリRoomアイ・エスを利用していただいた方より嬉しいご報告がありました。
以前、「初めて乗車する車への乗り降り方法を教えてほしい」とご依頼があった方です。
その際の事例紹介をTOPページ動画とブログにまとめておりますので、ご確認いただければと思います。
もう外出の準備万端?何かを見落としていない?
今回、ご友人とミニバン車で外出するにあたり、以下の流れで進めてきました。
- 車の乗降手段の整理と、車の環境確認
- 模擬環境下で、いくつかのパターン別に動作練習
- いざ実践!動作評価・練習
無事に乗車することはできた!、動作自体は問題なく行える!と動作獲得に向けた大枠を捉えることができました。
ただ、これだけでは”安全な外出”の最終判断は難しいです。
実際に外出する時と異なる点が1つありました。
それは、、、
「広い駐車スペースを利用していた練習環境」にあります。
実際に外出するときは自宅前に車を停めてもらい、玄関から乗り降りに向けた準備を始めることになっていました。
何故なら、たった1回の外出を成功させる、という目標ではなく、今後の数多くの外出を見越した目標だったからです。
これまで公共交通機関や介護タクシーで行けなかった場所は数多く存在し、色々なところに行ってみたい!というご希望でした。
そのためには、より「安全に」「手軽に」「楽しく」外出できることが重要です。
もしも、外出時に「広い駐車スペースを確保」した上で、「ご友人が自宅までお迎えに行く」という行程が外出の必須条件になっているとします。
すると、上記の「手軽に」「楽しく」という点が薄れてしまうと考えました。
- 本人様は恐怖心少なく、自信を持って安全に車に乗降できること
- ご友人は負担が少なく、自信を持って安全に車の乗降を見守れること
よって、上記のような双方に目を向けることが長期的な外出支援に繋がると考え、リハビリを進めていきました。
実際に行ったリハビリの流れ
- 広い駐車場で再度動作の手順確認(本人様・ご友人・セラピストで改めて方法の復習・共有)
- 左右に車が停まっている狭い空間での動作評価・練習
- 自宅前路地のやや不整地環境での動作評価・練習
実施環境を変化させることによって生じる問題点はないか、という点を確認しましたが、何か方法に制限が加わることはありませんでした。
初めて行う環境では恐怖心を感じながらも、安全に動作遂行できていました。
ご友人の手助けする手順も確認した上で、問題ないことが確認できました。
ここで初めて、より実用的な外出手段の獲得に至ったと言えます。
数日後、「楽しく外出ができました!」と嬉しい報告をいただきました✨
ランチも堪能されたご様子で、素敵な写真もいただきました!
最も嬉しかったことは、ご友人から「感覚を忘れないように、月イチでお出かけしましょう」という提案があったことです。
前述した「今後の数多くの外出を見越した」「手軽に」「楽しく」という点を無事に達成できたことをまるで自分のことのように嬉しく思えました。
これからも沢山の場所に外出して、素敵な時間を過ごしてくださいね。
「こんなときはどうすればいいの?」
「こんな場所に行こうと思うのだけど、私は行ける?」
このようなイレギュラーなことへの備えや新たな環境への1歩を踏み出す際には、ぜひとも脳梗塞リハビリRoomアイ・エスにご相談いただければと思います。