脳梗塞の後遺症で起きた腕・手の悩みはございませんか?
- 手が思ったように動かない手が動かない
- 足が上がらない
- 肘・指が勝手に曲がってしまう歩行速度が遅い
- 物を掴むことができない
- 生活場面で麻痺した手をどう使えるか分からない
多くの方が退院後のリハビリに改善を感じていません。
- 無意識に力が入ってしまう
- 手がぶら下がっているだけ
- 自分の手じゃないようだ
と変わらず悩んでいます。
脳梗塞リハビリRoom アイ・エスでは専門的な知見・経験から「効果が出るリハビリ」を行います
肘に力が勝手に入らないようにしましょう!
① どのような場面で肘が曲がりやすくなっているか姿勢・動作を確認
特に姿勢の移り変わり時に生じることが多いとされています。
例
起きる動作 | 寝た状態 → 座った状態 |
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立つ動作 | 座った状態 → 立った状態 |
② 関節そのものの異常なのか、力のコントロールの異常なのか、両方なのか専門的に判断
動かされる関節が元より制限がある状態(拘縮)だと、姿勢の変化問わず伸びるものも伸びません。
また、肘を伸ばす際、他動的に素早く・ゆっくりと速度の違った動きで抵抗感を確認し、力のコントロールの異常があるかどうかも確かめます。
③ 勝手に”なってしまっている”のか、意図的に”している”のか
それでは、立ち上がるときに手に力が入ってしまう要因はなんでしょうか?
1つは手で支えなければお尻が上がらないといった補助としての役割に手の力が必要になります(筋力低下)。
その他には、立つための筋力は確保されているにも関わらず、”手を使わなければ立てない”と脳が判断してしまっているケースもあります(誤学習)。
④ 脳の再学習を促し、運動を引き出す
脳が誤って判断しないようにするためにも、立ち上がり動作だけに留まらず、生活内での動作全てを24時間単位で管理していく必要性があります。
良かれと思って実施していた運動や練習、生活動作が却って逆効果だったというケースはかなり多いです。
そのようなことがないように、在宅復帰後の生活状況チェックなど個人に見合った方法でしっかりと管理させていただきます。
改善効果がみられた事例をご紹介します
年齢 | 40歳代 |
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疾患名 | 右被殻出血(左片麻痺) |
主訴 | 立ち上がると左手が勝手に曲がってしまって、バランスを崩して転けそうになる |
リハビリを始めた当初は立ち上がるだけで左肘が強く曲がってしまう状態でした。(図1)
寝た状態では肘は完全に伸ばすことができ、(図2)座った状態でも反対側の手を用いて伸ばすことが可能でした(図3) 「座面を支えないと立てない」と仰られましたが、手の位置をセラピストの肩に変更しても立つことはできました。
これらの結果より、拘縮による問題ではなく”立ち上がり”動作時の力のコントロールが難しくなっているため、立ち上がり方を変えることで改善できる可能性が高いと判断しました。
主な方法は、椅子を両手で支えた状態での立ち座り練習の反復です(図4)
最も手に力が入っていた立ち上がり時のお尻が上がる瞬間に肘が伸びている状況を脳が再学習することを目的としています。
自分の体重を手に乗せて自重でのストレッチをする二重の効果もあります。
上記の結果、1週間後の立った姿勢の変化(リハビリ実施前後の比較)を示します。(図5)
立ち上がった直後でも左肘が曲がらなくなり、伸びています。
以前は麻痺していない右手にも勝手に力が入っていましたが、リラックスして余裕を持ちながら立っています。
120分間のリハビリを行います。
リハビリ以外の時間帯の過ごし方など24時間単位で状態を管理・サポートします!
- 力が入り続けると、関節そのものが動きにくくなり、さらに全身が動かしにくくなります。
- 手を使わない状態になると、痛みや動く範囲の制限といった様々な問題が発生します。
まずは原因を特定し、改善の方法を知ることが解決への一歩です。
脳梗塞リハビリRoom アイ・エスでは、脳卒中後遺症のリハビリ経験が豊富な理学療法士が担当します。
「今の状態に満足していない」、「もっと良くなりたい」という方へ解決方法をご案内します。
そのためにも、まずは体験プログラムにお越し下さい。